最近は、気軽に使えるWebベースでの機械翻訳サービスが充実しています。ここでは無料ですぐに使うことのできる代表的な機械翻訳のサービスを紹介します。
機械翻訳は使えない?
私が機械翻訳を最初に使ったのは1998年。市販されていた日英・英日のパッケージソフト。価格は1万円5千円程度だった記憶があります。
大学を出てすぐにイギリスで仕事をすることになっていたので、日常生活の中で発生する契約書などの硬い文章を、素早く読み通せないかと思い購入。完璧な訳文が手に入るとは思っていませんでしたが、それでもある程度の理解の助けになるのではないかと期待していました。
しかし現実的には全然使えなかったというのが正直なところ。翻訳結果を意味のある文章として理解することが難しく、意味を推測しようとしてもそれ自体に手間がかる状態でした。結局は辞書を引いて意味を確認してゆくことになり、英語力向上に向けての時間的な投資としても自分で読んでいく方が有効であるという判断に至り、ソフトウェアの登場は全くといって良いほどなくなってしまいました。
かつて高価だったこのような機械翻訳の機能は、いまでは性能もはるかに向上し無料で使うことができるようになっています。その技術を支えてるのがビッグデータとAIです。まさにインターネットの時代が機械翻訳の技術を支えてるのです。この情報化社会の現代において、機械翻訳の活用は世界中の生の情報を理解するのに大いに助けになるでしょう。
無料翻訳サービスの注意点
ただしこれらを使う上では重要な注意点があります。それは、入力した情報はすべてサービスを提供している会社に提供しているということです。ユーザーが入力したデータは機械翻訳の改善のためという名目で収集されています。そのような意図を鑑み、第三者に公開することがそぐわない機密情報については、絶対に入力しないよう気を付けてください。
では、以下に現在無料で気軽に使うことのできる代表的な機械翻訳のサービスを紹介します。
機械翻訳サービス
- Google翻訳 – https://translate.google.co.jp/
- Bing翻訳 – https://www.bing.com/translator/
- DeepL翻訳 – https://www.deepl.com/translator
- Weblio翻訳 – https://translate.weblio.jp/