Wordでは、写真、イラスト、グラフなどキーボードから入力する文字以外のアイテムをオブジェクトと呼びます。これらのオブジェクトを挿入することでグラフィカルな文書を作成できます。オブジェクトは以下いずれかのレイアウトで配置することができます。
尚、「行内」以外のレイアウトはすべて浮動オブジェクトです。浮動オブジェクトはアンカーが置かれる段落に属します。オブジェクトの位置は属する段落に合わせて移動します。
行内
オブジェクトは挿入位置での文字と同等に扱われます。このため、オブジェクトの前にある文字を変更すると、それに応じて文字と同様に移動します。オブジェクト単体で改行する場合、オブジェクトを段落として扱うことになります。
四角形
オブジェクトは浮動オブジェクトとして扱われ、自由に動かすことができます。文字は四角で囲まれたオブジェクトの境界線を避けて表示されます。
狭く
オブジェクトは浮動オブジェクトとして扱われ、自由に動かすことができます。文字はオブジェクトの形状(左右方向のみ)に沿って折り返されます。
内部
オブジェクトは浮動オブジェクトとして扱われ、自由に動かすことができます。文字の配置は「外周」と似ていますが、左右方向だけでなく上下方向のオブジェクト形状も認識されます(ただし、オブジェクトを選択して[右クリック]→[文字列の折り返し]→[折り返し点の編集]での調整が前提)。
背面
オブジェクトは浮動オブジェクトとして扱われ、自由に動かすことができます。オブジェクトは文字の背面に配置されます。
前面
オブジェクトは浮動オブジェクトとして扱われ、自由に動かすことができます。オブジェクトは文字の前面に配置されるため、オブジェクトと重なる文字は隠れます。
上下
オブジェクトは浮動オブジェクトとして扱われ、自由に動かすことができます。文字はオブジェクトを避けて上下に配置されます。