第Ⅰ期
底辺社会からの脱出
記事数
3
1-3. 高校生から自立するまで
---Ⅰ-++Ⅱ---Ⅲ---Ⅳ---Ⅴ---Ⅵ---Ⅶ---高校に入ってすぐ僕は電気工事のバイトを始めました。母の勤めるクラブの常連Kが、その電気工事業の親方でした。学校の無い日はハイエースで現場まで運ばれ、朝早くから夜遅くまで働きました。建設現場での仕事は壮絶でした。必ず怒鳴られ、怪我が
1-2. 義務教育を生き抜く
-++Ⅰ++-Ⅱ---Ⅲ---Ⅳ---Ⅴ---Ⅵ---Ⅶ---小1の途中で家族は横浜市内の古い2DKのマンションに引っ越します。母はエレベーター付きのマンションに住めると喜んでいました。このとき母は、これはS氏に体を売って実現したのだと僕に説明しました。母は幼い僕に何でも話す人でした。
1-1. 横浜の夜の街から
++-Ⅰ---Ⅱ---Ⅲ---Ⅳ---Ⅴ---Ⅵ---Ⅶ---僕は横浜の伊勢佐木町界隈でホステスの母とタクシー運転手の父の間に生まれました。母は僕がお腹にいるころにホステスを引退します。古い2DKの木造アパートに父、母、僕の家族3人で暮らしていました。母には「理想の男」のイメージが強