Wordの文章を構成する要素(ページ、段落、セクション、ヘッダーフッター)

Wordで思い通りの体裁を実現しようとするなら、各種設定の範囲となる「ページ」「ヘッダー・フッター」「セクション」「段落」「文字」の5つ要素を明確に把握しておくことが欠かせません。

ページ

「ページ」は実際にプリンターで印刷を行ったときの一枚の紙を範囲とする単位です。画面表示が「印刷レイアウト」である場合、編集画面上で「ページ」イメージがつかめます。ページに対する設定は、原則的には全ページに共通して適用されます。ファイル内で特定の範囲を区切ってページ設定を行いたい場合は、下に示す「セクション」で範囲を区切り、その範囲毎にページ設定を行うことができます。

段落

「段落」は文の始まりから改行([Enter]キーの入力)までを一つの単位としたものです。「段落」の範囲に対しては、、配置(左揃え/中央揃え/右揃え、等)、段落スタイル(文字列の配置、タブ位置、行間隔など)の設定が可能です。段落を区切って改行する場合は、普通に[Enter]キーで改行しますが、段落を区切らずに体裁的として改行したい場合は、[Shift]キーを押しながら[Enter]キーを押します。

セクション

「セクション」は複数の段落を一つの単位としてまとめた範囲です。設定した「セクション」内で段組みを適用する場合などに利用します。ページを跨いで「セクション」を設定すると、その範囲でのページ設定により、異なる用紙サイズや向き(縦/横)が混在する構成の文書を作成することも可能です。

ヘッダー・フッター領域

「ヘッダー・フッター」は各ページの上下にある余白部分で、文書名や日付、ページ番号などを記載する領域として利用するのが一般的です。

関連記事