スタイルの種類
Wordには5種類のスタイルが存在ます。
- 段落スタイル:段落に関する書式を規定します。HTMLで言えばブロック要素に関するスタイルです。
- 文字スタイル:特定の範囲の文字列に対する書式を規定します。HTMLで言えばインライン要素に関するスタイルです。
- 表スタイル:表に特化した書式やデザインを規定します。
- リストスタイル:箇条書きの書式を規定します。段落に対して適用することで、行頭文字や段落番号を付与できるようになっています。
- リンクスタイル:段落、文字列の両方で使うことのできるスタイルです。
主要な定義済みスタイル
文書の基本的な体裁について、すでにいくつかのスタイルは予め定義されています。尚、スタイルは親子関係を持つことができます。
- 標準:ほぼ全てのスタイルの親となるスタイルです。基本的にカスタマイズの対象とはしません。
- 本文/本文字下げ:「本文」は「標準」の子スタイルです。この「本文」をカスタマイズすることで基本となる文章のスタイルを定義します。「本文字下げ」は字下げの設定に特化した「本文」の子スタイルです。
- 見出し1~見出し9:これらのスタイルはWordが見出しとして認識するためのものであり、目次で階層に従って拾われます。
- 段落フォント:すべての文字スタイルの親となるスタイルです。実態はなく、そのときカーソルのある段落のフォントが取得されます。
- Wordの機能に関係するもの:Wordの持つ機能が内部的に利用するスタイルには以下のものが存在します。
- 目次/索引
- コメント文字列
- ハイパーリンク
- 脚注参照
- 脚注文字列
- 図表番号
実際のスタイル設定の手順と工夫
- 対象となる文章に既定のスタイルをとりあえず適合させます。
- 対象となる文章に対して好みの書式設定を行います。
- [スタイル]ウィンドウで当該スタイルをマウスオーバーした際に現れる「▼」をクリックし、[選択箇所と一致するように<スタイル名>を更新する]を選択して設定を更新します。
- [Ctrl]+[Shift]+[N]で「標準」スタイルに戻すことができます。
- [Alt]+[Ctrl]+[Shift]+[S]で右カラムに[スタイル]のウィンドウを表示させることができます。ここからスタイルの適合や編集が可能です。
- [Shift]+[F1]で[書式の詳細]を右カラムに表示することができ、カーソル位置のスタイルについて状態の確認ができます。