記念すべき第01回は、音楽制作の拠点となるDAWソフト「Reaper」のインストールです。ここからあなたのメタルDTMライフが始まります!
Reaperとは? なぜReaper?
- DAWって何?:パソコンで音楽を作るためのソフトウェア全般を指します。レコーディング、打ち込み、編集、ミキシングなど、音楽制作に必要な機能が詰まっています。
- Reaperの特徴:
- 安い!:用利用でも$60(個人利用・小規模ビジネス向けライセンス)と、他の高機能DAWに比べて非常に安価です。(2025年4月時点の情報。最新価格は公式サイトでご確認ください)
- 軽い!:ソフト自体の動作が比較的軽快です。
- 超多機能&カスタマイズ自在:機能が豊富で、見た目や操作方法を自分好みにかなり細かく設定できます。(今回は初心者の方向けに、基本的な使い方に絞って解説します)
- クロスプラットフォーム:Windows、MacOS、そしてなんと Linux でも使えます。
- 太っ腹な試用期間:機能制限なしで60日間試用できます。じっくり試してから購入を決められます。(試用期間が過ぎても機能制限はかかりませんが、気に入ったらライセンスを購入しましょう!)
Reaperをダウンロードしよう!
- まずはReaperの公式サイトへアクセスします。
https://www.reaper.fm/ - トップページにある「DOWNLOAD REAPER」ボタンをクリックします。
- ダウンロードページに移動したら、お使いのパソコンのOS(WindowsかmacOSか、64bitか32bitか)に合ったインストーラーを選んでクリックし、インストーラーファイルをダウンロードします。
Reaperをインストールしよう! (Windows版の例)
ダウンロードしたインストーラーファイル(例: reaper_x64-install.exe)をダブルクリックして実行します。
- ライセンス同意:「I Agree」(同意する)をクリックします。
- インストール先選択:通常はデフォルトの場所でOKです。
「Next >」をクリックします。 - コンポーネント選択:基本的にデフォルトのままで大丈夫です。
「Install」をクリックします。 - インストール開始:インストールが進行します。少し待ちましょう。
- インストール完了:「Installation Complete」と表示されたら「Close」をクリックして完了です!
Reaperを初めて起動してみよう!
デスクトップに作成されたReaperアイコンをダブルクリックするか、スタートメニューからReaperを起動します。
- オーディオデバイスの設定:初回起動時、オーディオデバイス(パソコンの音を出す機能)の設定画面が表示されます。
- Windowsの場合:「Audio System」で 「ASIO」 を選択するのが最も推奨されます。もし「ASIO」が選択肢にあり、お使いのオーディオインターフェース(音を入出力する専用機器、持っていなくてもOK)のASIOドライバがあればそれを選択します。なければ、無料で使える 「ASIO4ALL」 を別途インストールして選択するか、次点の 「WASAPI」 (Exclusive mode) を選びます。まずはPC標準のサウンドデバイスが見えている選択肢(WASAPIなど)を選んでみましょう。
- macOSの場合:通常は自動で「Core Audio」が選択され、特別な設定は不要なことが多いです。
- よくわからなくても、とりあえず音が出る設定を選んで「OK」を押しましょう。この設定は後からいつでも変更できます。
- ライセンス購入/試用選択画面:Purchaseタブが表示され、購入済みの方はここでライセンスをインポートしますが、今回は試用するので、EULAタブをクリックしてウィンドウの右下にある「Still Evaluating」ボタンをクリックします。
これでReaperのメイン画面が表示されたはずです!
今回のゴール
お疲れ様でした!今回はここまでです。無事にReaperをインストールし、起動することができましたね。初期画面を見て「ここからどうするの?」と思うかもしれませんが、心配いりません。次回から、実際に音を出す準備を始めていきます。
次回予告
第02回は「音を出す準備をしよう!オーディオ設定とプロジェクト作成」です。今回少し触れたオーディオデバイスの設定をもう少し詳しく見て、実際に曲作りを始めるための「プロジェクト」を作成する手順を解説します。